真面目なやんちゃ人間学 ⑤ 最終章

さあ、やんちゃ物語も最終章になりました。くだらん思い出話にこれまでお付き合いくださり有難うございました。最後の話は、少し大きくなった小学校高学年の話です。それは夏休みの夜とかに友達数人で打ち上げ花火やダイナマイトと呼ばれる花火を買って、敵と味方に別れ今の北朝鮮のミサイルではないですが、敵の陣地に角度を考えて打ち込むのです。

 

それはなかなかスリルがあり打ち上げ花火ですから、ピュ-ッと音を上げながら飛んで行きうまく敵陣地に落ちると、その花火は最後にパーンと破裂するので敵兵は右往左往と逃げ回るのです。それが面白くてたまりませんでした。そうして最後は、肉弾戦になり打ち上げ花火ではなく火の玉が15発位続けてとびだす棒状の花火があり、それを水平に持って相手陣地に突撃していくのです。シュパッ!シュパッ!と飛び出す真っ赤な火の玉は迫力があり、味方のみんなで玉砕覚悟で突撃です。今思えば、あの状況で誰も怪我をしなかったのが不思議なくらいです。

 

ほんまにあほですね(笑)極めつきはダイナマイトです。今あの花火があると大問題になると思います。それはほんとのダイナマイトのミニチュア版です。形もそのままです。その導火線は、短くすぐに爆発するので一人がマッチを擦って、何人かが導火線に火をつけて点いたら投げて空中で爆発させるのです。これが男の度胸を試す遊びでした。何人かで群がって点けるので、相手の導火線に火がついたらついてるでぇと教えてあげるのですが、その時です。

 

その前に自分のに火がついているのに気づかずに、くみちゃんついてるでといわれ あっ、やばいと投げようとして振りかぶった瞬間に耳元で爆発です。耳はキーン!といったまま、指はふっ飛んだかなと思うくらいの痛みとしびれです。こりゃ痛い!涙チョチョげるわぁ~とうずくまったものです。(笑) 究極は、その公園に放置されている犬のウンチにそのダイナマイトを差し込み火をつけてすぐに逃げてウンチを大爆発させるのです。その時ですくみちゃんの背中にウンチがついたとキャッ!キャッ!と笑っている友達の大きく開けた口の中にウンチの破片が飛び込みペッ!ペッ!と吐き出す姿に全員が大笑いをしました。ほんとにろくな遊びをしていなかったと思います(笑)

 

その他には、その公園の敷地の端にJRが走っており、その線路の向こう側に朽ち果てた家屋がありガラス窓も所々割れていましたので、友達の一人が線路の敷石をその窓に投げてガラス窓を割ったので、他の皆もこりゃ面白いと言って皆で投げておりました。そうしたら急に、僕らの後ろでこらぁ~っ!とおっちゃんの声が聞こえ、なにごとかとびっくりして振り返ると、それは誰かが投げて割ったガラス窓の部屋に住んでいた人だったのです。びっくりした僕らは蜘蛛の子を散らしたように逃げました。

 

そして、もう大丈夫だろうとその場所を見ると、ひとりだけ捕まっているではありませんか、そこが今の時代と違うところです。仲間がひとりでも捕まれば申し合わせるわけでもないのに皆がそのおっちゃんのところに戻って謝り、皆が持っていたお小遣いを全部そのおっちゃんに渡し(大した金額ではないですが)ごめんなさいと言って許してもらい仲間を助けました。

 

ここが一番大事なところです。この小さい時から自ずと皆との連帯を大事にして、みんなはひとりのために、ひとりはみんなのためにという人が人を助け、また困っていたら手を貸し人と人との心の絆を大事に、社会で生きていくことを学ぶのです。あれから半世紀以上経ちましたが、いまだに根っこはやんちゃ坊主の精神そのままです。でも、人が大好きで心分かり合える仲間を作るのは、今も昔も同じです。これからもこの命が果てるまで、仲間や縁のある人を愛おしく思い心あったかい日常を過ごして生きたいと思います。ほんとに下らん話ですみませんでした。またこれからも宜しくお願いいたします。完(笑)